経験者が語る適応障害とうつ病の違い【楽しいことを楽しめていますか?】
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適応障害とうつ病の違いとは何か?似ているが異なるものである。
以前過労により1か月ほど会社を休んだことがあります。その際人生で初めて心療内科に行きましたが、そのときの診断は「適応障害」でした。では、適応障害とうつ病はどう違うのでしょうか?自分の経験を踏まえて説明します。
適応障害は原因がなくなれば回復できる。うつ病は楽しいことすらできなくなる。
大きな違いはストレスの原因(自分の場合は仕事)から離れると回復することにあります。実際に休みに入ってから1週間ほどで不眠、食欲不振はかなり改善しました。
逆にうつ病の場合は原因から離れてもすぐには回復しない点が挙げられます。うつ病でつらいのは楽しいと思っていたことも楽しいと思えなくなることです。この場合は長期の休暇が必要になります。
うつ病と抑うつ状態は違う
自分の診断結果は「抑うつ状態を伴う適応障害」でした。抑うつ状態は「憂うつである」「気分が落ち込んでいる」と言った状態です。この状態が重症の場合はうつ病となります。
抑うつ状態とはどのような症状かであって、うつ病は病名となります。
うつ病・うつ状態(その1) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科 精神科 - 杉浦こころのクリニック
適応障害の時点で無理をするとうつ病に発展することが多い
適応障害の時点で適切な休養を取れれば、回復することが多いですが、そのまま無理をしてしまうとうつ病になってしまうこともあります。どんな病気も言えることですが早期発見、早期治療が必要です。
【精神科医が解説】適応障害の症状・診断・治療 | こころみ医学
その寝れない、食欲がないを甘く見ない!
自分が適応障害と診断される前は、深夜まで残業、家に帰っても寝られない、食欲がない状態でした。
忙しい時期や受験など緊張が続く時期にはありがちです。一度は経験されたことはあるでしょう。そして、何事もなく乗り越えたという方が多いと思います。自分もそうでした。
しかし、適応障害になった際に違ったのが「寝られない」という症状でした。ストレスが増えるとむしろよく寝るタイプだったので、これがストレスの許容を超えているサインだったのかもしれません。
普段のストレス症状と違うものが出ている場合は注意したほうがいいでしょう。
まとめ
適応障害は皇后様がなったことで一気に有名になったような気がします。名称からすると社会不適合に聞こえてしまいますが、仕事なり家庭問題なりへの適応ができない状態です。
早い段階で休養が必要とは言っても、仕事だから難しいと言うことも分かります。そのために大事なのは逃げ道!最悪クビになっても大丈夫という安心があれば休むことができます。
そのために必要なのは普段の努力です。貯金をする。資格を取る。副業をする。など選択肢があることで自分を守れます。頑張りましょう!