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売上を減らそう。中村 朱美著【あなたはどれだけのお金が必要でしょうか?】


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あなたはなぜお金を稼ぎますか?そもそもいくら必要でしょうか?このような問いは実はあまり考えたことがないのではないでしょうか。あればあるだけ良いと考えていませんか?経営者に質問していても回答できる方はあまりいないそうです。

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あなたはどれだけのお金が必要でしょうか?

この質問について考えさせてくれるのがこの本です。内容について紹介しながら、人生について考えていきましょう。

 

京都に開業した百食限定の飲食店

 著者の中村さんは旦那さんと一日百食限定の国産牛ステーキ丼専門店を始めました。しかし、コンサルタントなど専門家からは「こんな店ではやっていけるはずがない」と色々言われたそうです。しかし、今ではランチのみで売り切ってしまうそうです。経営も安定しており、他の店舗も展開しているようです。

 

 

 早く帰れることが従業員にとってのモチベーション

営業時間が決まっていると、閉店時間ぎりぎりに入ってきたお客さんを歓迎できりでしょうか。面倒だと多少は感じてしまうかもしれません。しかし、100人で終わると決まっていれば、最後のお客さんは全員大歓迎です。その終わりを目指してモチベーションを高くその日の業務に取り組むことができます。

 

 

店の転機はブログでのブレイク

とは言っても最初はうまく100食を売り切ることはできなかったそうです。きっかけはブログで店が紹介され、Yahooでトップページに取り上げられたことでした。今時のエピソードですね。大事なのは取り上げられるほどのクオリティを提供していたことです。一時的に集客ができてもクオリティがなければ口コミは悪くなり、リピート客も来ません。

 

 

売上を限定することでフードロスをゼロに

経営上で問題になるのが不良在庫です。飲食店ではフードロスになりますが、上限を設定することによりフードロスがなくなり効率を限界まで高めることにできます。そのことにより原価率が50%近くても利益が出る構造になっています。

 

 

 多様性に富む従業員を余裕を持って採用

子供がいるお母さんや高齢者など様々な従業員を人数の余裕を持って採用し、休みを取りやすい状況を作っています。人件費がかなり高くなりますが、従業員の満足を優先しています。

 

 

長時間労働などの社員の犠牲がなければ利益が出ない事業はそもそも破綻している

中村さんは社員に負担をかけて利益を出しているような事業はそもそも破綻しているとも言っています。この言葉は心に響きます。社員のサービス残業で出た利益を自慢している経営者は考えを改めてほうがいいのではないでしょうか。

 

 

まとめ(従業員のプレイべートも収益と考える)

どれだけお金が必要なのかは人によって違うと思います。毎月10万あれば十分、50万は欲しいなど様々でしょう。大事なのはどれだけ必要なのか決めるとそれに対する必要な労働、行動が決まってくることです。

 

「あるだけいい」としてしまうと際限なく労働をすることになり、本来大事にするべきだった家族を犠牲にしてしまうことはあってはならないことです。

 

このお店は利益の範囲を店や会社だけに限定せずに、従業員のプライベートにまで広げているように感じました。数字だけの売り上げだけではなく、従業員の生活も向上することで全体として社会に貢献しているのではないでしょうか。

 

会社は会社の中での利益を求めてしまいますが、今後はより広い意味での利益を追求できる会社が求められています。 

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